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【尾形】うちの庭が明治の北海道につながってる件【金カム】

第8章 第七師団


 
 命令され汗だくで目を開けると、自分を組み伏せる男が見える。
 うん。腹筋すごいね。割れてますね。

「――!!」

 でも今は私の足を抱え、苦悶にすら見える顔で力の限りに責め立てる。その顔から目が離せない。

 頭が動かない。グジュグジュに内部をかき回され、中がドロドロになったような錯覚。

「や、だ……ひっ……ぁ、あ……っ……!」

 奥を熱を持った塊で擦られ、全身を震わせて喘ぐ。
 
 月島さんは私の膝を抱えたまま覆い被さり、私の頭の脇に肘をつき、私をつぶさないようにする。そして、

「梢、さん……」

 耳元で名前を呼ばれ、耳朶を噛まれる。痛い痛い。

 奥を抉られ、突き上げられ、もう言葉が出ない。

 数え切れないくらい、いや数える余裕さえないくらい責め抜かれ、

「……っ、ぁ、ぁ、……っ、あ、……っ!!」

 そして二人で抱き合ったまま、どれだけ打ち付けられたか。

「……っ…………!!」

「――――っ!!」

 声も無く達すると同時に、生温い熱が身体に注がれるのを感じたのであった……。

 そして残滓まで絞りきると、月島さんは私の隣に横になり、深く息を吐く。
 触れると、ちょっと汗かいてた。

「梢さん……」

 私を抱き寄せ、嬉しそうにまたキスをしてくれたのであった。

 ……と終わればきれいなんだけども。



 以降、記憶が恐ろしくあいまいなのですが、夢うつつには覚えてる。

「梢さん……もっと、舌を動かして、いいから……」
 頭押さえつけられ、月島軍曹の足の間に顔をうずめていた気もする。

「す、すみません、抑えが効かず……!」
 ついでに直後に顔面にぶっかけられた気もする。

「……ぐっ……っ……、……」
「ぁ、……あ、だめ……もう、……む、り……」
 うつ伏せにされ、背後から思い切り突き上げられていた気もする。
 
「お願いです、もう一度だけ……」
「………………」
 もう体力限界の状態で懇願されたが、もはや抵抗する気力もない。相手の好きにされるまま足を開かされていた気もする。

 で、地平線の向こうに夜明けの光が見え始める頃。

「すみません……何というか、本当に……」

 たらいに汲んだ水で布を絞り、私の身体を拭きながら言う月島さん。

 私はもうグダーッとして、されるがままであったとさ。

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