【尾形】うちの庭が明治の北海道につながってる件【金カム】
第7章 尾形さん3
どういうことかと言うと。
腕の中に閉じ込められるというのは、両足の間に座らされるという意味でもある。
お分かりいただけるだろうか。
私のアソコに……敵のブツが当たっているのである。しかもグリグリと擦ってきてる。確実に硬度を増して!
青姦なら誰に迷惑がかかるでもないが、温泉宿だぞここは。
「おまえが悪いんだろうが。身体をくっつけやがって」
抱きしめついでに、胸を指先で弄りながら言うクソ軍人。
「狭いって愚痴ってたのは尾形さんでしょうが……ん」
振り向きざまに文句を言おうとしたら、そのまま唇を重ねられた。
尾形上等兵はニヤリと笑い、
「おまえこそ、鏡でも見たらどうだ? さっきから発情したみたいな目で俺を見やがってよ。犯されるかと思ったぜ」
「は……はああ? 頭、わいてるんですか? もういいですよ。料理は先にいただきますから、そこで一人でご自分を鎮めてから上がって下さい」
敵の腕をほどき、上がろうとしたが、
「待てよ、梢。そう可愛いケツを向けるなって」
後ろから抱きつかれ――。
ぐちゅ、ぐちゅ、と湯けむりの中に音が響く。
「ちょっと……寒い……風邪、引く……」
「大丈夫だって。しっかり抱きしめてやってんだろうが」
いやそれ以前の問題だろう! ここ、身体を洗う場所だしっ!!
逃げようと思ったが上がった時点で捕まった。
そして洗い場で四つん這いにさせられ、後ろから責められてるのだ。
「……ん、……ぁ、ふ……」
いくら暖かい季節だからって、ちゃんと暖まってないんだぞ。
風邪を引いたらマジでどうしてくれるっ!!
「ん……っ……ぁ、あ……」
でも動物みたいな姿勢をさせられ、責め立てられると、段々と身体が熱くなる。
いやらしい音がし、硬いペニスが内側を激しく擦り上げる。
熱い身体に密着され、首筋に顔をうずめられ、抱きしめられる。
「……っ、ん、っ、……っ……!」
気持ちいい場所に擦れるたび、愛液が腿を伝って流れていく。
それを指ですくい取り、無理やり口に入れてくる変態。
「ほら、やっぱりおまえも、腰振って発情してるじゃねえか」
うるさい! 指噛むぞ!
でもまあ、ヤリ慣れない場所なせいか、互いに早々と限界だった。