【尾形】うちの庭が明治の北海道につながってる件【金カム】
第7章 尾形さん3
「……次、恥ずかしいこと、言わせようとし、……っ……したら、向こうに聞こえる大声を、出し、ますよ……」
つか尾形さんが『夜の営み』をするため私を連れ出したって、絶対に杉元さんたち気づいてるだろ。”気を遣う”ってそういうことか! もう少し隠すとか忍ぶとかして下さいよ!!
「悪かったな。おまえが可愛いから、からかっちまった。ほら、こっち向け」
どこまで本当か怪しい調子で言うと、私を振り向かせる。いたたた!
そして唇が重なる。ふと月明かりが木々の間から指し、尾形さんの顔が見える。
「梢――」
てっきり笑っていると思った。けど一瞬だけ見えた顔は、どこか苦しそうだった。
そして何か言いたそうにしていた。
けど私がそれを問いかける前に、唇が重なったのであった。
「……っ!……ぁ、あ……っ……」
胸をあらわにされ、下着を膝まで下ろされた格好のまま、後ろから貫かれた。
「……ぁ、ん……あ、ん……」
前戯で十分すぎるほど濡らされた蜜口は、あっさりと雄を奥まで受け入れた。
肉が身体を擦る卑猥な音がする。
「っ……ん、……っ……」
実を言うとイキそう。でも恥ずかしいので必死に押さえる。
口を押さえて、片手で木につかまって身体を支え、身体を震わせて快感に耐える。
……っ、ぁ、……! 中、当たってる……。
硬いのが内側でゴリゴリ擦れて、抉ってきて、あ……そこ、いい、もっと……っ……。
声に出してないはずなのに、狙ったように気持ちいいところを突き上げられる。
「梢……声を、殺すな……」
こちらの腰を抱えて打ち付けながら、やや冷静さを失った上官殿が命令してくる。
「……ぁ、は……っ……」
中をかき乱され、肉がぶつかる音と感触。
ダメ、やっぱり、我慢、出来ない……。
「ん、ヤダ……っ……ぁっ……あ、っ……」
抽挿が止まらない。突き上げられ、猛然と打ち付けられ、頭がおかしくなる。
「……ぅ、ぁ……っ……あ、っ……!……!」
つながった箇所から愛液が止めどなく流れる。
背中に体重をかけられ、首筋を噛まれ、快感に鳴いた。
もうここがどこで、何がどうなってるのか、考えるのもおっくうだった。