第6章 月島軍曹2

　ん……っ、あ……。

　グッと内腿を押し開かれ、私の濡れた場所に、月島軍曹のアレが当たる。
　身体がビクッと跳ね、押し当てられた場所がじんじんする。
　そして重なった場所を、ゆるやかに上下させられた。
　布を挟んだ硬さの刺激で、余計に身体が我慢出来なくなってくる。

　……そんなに、慎重にやらなくて、いいから……はやく……。

　もどかしく足を動かしていると、
「…………だから……」
　何か言いたげな軍曹殿。ほほう。襲っておいて、人の貞操観念に苦言を呈するとな？

「いや、そういうわけではなく……」
　何でこんなときだけ通じるの。
　でもゆっくりゆっくり横たえられ、蜜口に生温いモノを押し当てられると、変な息が漏れた。

「……っ……」

　くすぐったい変な感覚。愛液の滑りを利用し、硬いモノが緩やかに――っ……！！
　脳天に電撃が来た。

「梢、さん……！」

　苦しげな声。い、痛くはないけどびっくりした。
　こっち濡れてるからって、一気に奥まで入れるな鬼軍曹が。

　……ぁっ！　ちょ、まっ……！

「……梢、さん……！」

　動き出した。
　足を抱え上げ、腰をつかまれ、猛烈な勢いでガッガッと突き上げられる。

　ひっ！　ぁ……！……ぅ……！

　
　容赦ねえ。早すぎて頭がついていかない。
　木製のベッドがギシギシ揺れるほど、激しく揺さぶられた。

　ぁ、あ……っ！……ん、ぁ……！

　膝を折り曲げられ、秘部を露出させられ、最も深く挿入出来る態勢にさせられる。
　ケガをしていては、苦しささえ感じる姿勢なのに、つながった箇所はダラダラと愛液をこぼしている。

　……っ……ぅ、……ぅ、……！　そこ、やだぁ……！

　奥を突かれる。二度目とは思えないほど、気持ちのいい場所を把握されている。

「梢さ……梢……っ」

　鬼軍曹はうわごとのように私の名を呟きながら、毎度全力で突き上げてくる。
　内側を思い切り擦り上げられ、卑猥な息が喉から漏れる。

　ぐじゅ、ずぐっと、くぐもった音が休むことなく響いた。
　
　はぁ、きもち、いい、……もっと……もっとぉ……！
　
　思考が散漫になり、もうどんな態勢で何をさせられているかも忘れてしまう。
　ただ、穿たれ与えられる快楽を、取りこぼすまいと必死だった。