第12章 再び
「はい。フィンクスと待ってます。あの!」
フェイタンにこれだけは確認しておかなければ、いけないと思うことがあった。
「何ね」とフェイタンが返答してすぐのことだった。フィンクスが片手で私の胸をまさぐり始めたのだ。
「っ!?えっと、……ッ怪我、とか、して、ませ、か?」
フェイタンに要件を伝えようとすると、フィンクスが胸の突起物を弄り、そのたびに息がつまる。
「してないね。」
フェイタンに気づかれないように必死だった。
「ほん……っ!とう……ウッ……ですか?」
「本当ね。ワタシ、嘘ついてないよ。ちょっとフィンクスにかわるね。」
「ん!分かった、フィン、クス、フェイ、タン
がぁ。変わってぇって、いっ……ッてる。」
フィンクスにフェイタンの言った内容を伝えると耳からスマホを外され、フィンクスは自身の耳に当てる。
「なんだよ。」
フィンクスは器用に片手で胸を弄っている。声を我慢するのが限界に近く、声が響かないように両手で口を覆った。
「あぁ?抜け駆け?フェイが先に吹っ掛けて来たんだろぅが、早く帰ってこねぇとアリア、先にいただくぜぇ。」
「んん!!フィンクス、やめ。」
目に涙が貯まる。
「ほら、今のアリアの顔、最高に可愛いぜ。」
「フェイタン、助け、て。」
フィンクスの手を遠ざけようと抵抗するが、もう力が入らない。
「へっ、アリアが、フェイに助け求めてるぜ。早くしねぇとマジで犯すからな。ッチ!切りやがった。」
「ハァ、ハァ、」
胸の快感に息が上がる。
フィンクスが、スマホをローテーブルに置き、私をソファーに組敷く。
「さてと、フェイタンが来るまでに何回イクか、試してみようぜ。ニヤァ」
フィンクスは両手を使って、私の体をいじめ始める。唇や首にキスを落とす。アリアはされるがままになっていた。久しぶりの快感に、体は敏感に反応するのだった。
~行為のあと~
フィンクスはマチの教えた料理と聞き、少し危機感を持っていた。しかし、心配していた腹痛も無い。アリアの料理の腕は信頼できるとフィンクスは安心を感じるのだった。