第10章 痛み
「ハァハァ……。」
「お?気絶したか?まぁ、いいか。今度は俺の番だぜ。」
ほとんど気絶に近い意識の中で、再び下半身に異物感を感じる。今度のは太くて硬い。
「……っ!ぁ……フェイの後でもキツいな。」
「ぁ……ぅ……ぐっ!」
「フィンクス、アリア。かろうじて意識あるよ。」
フェイタンの言葉を聞き、フィンクスはよし。と声をだし、揺さぶり始める。フェイタンが出したモノと粘液とが混ざり、ぐちょっと粘着質な音がいやらしく、部屋に響く。
「はは。中ぐっちゃぐちゃだなこりゃ。」
「ぅ……ぃ……ゃ」
激しく出し入れされ、ほとんど声はでなかったが、体は快楽に正直に反応してしまう。涙が流れると、フェイタンは優しく頭をなでてくれた。
「おい……っ!マジかよ。名器だな……ックソ。アリアの中っ……うねってやがるぜ。」
「ゃ……ィッ……グ!……ぁ……ぅ……。」
「ぐっ!……ふぅ~。」
再び熱が下半身に広がる。その感覚が記憶を保っていられる最後だった。
「……もう気絶したね。」
「初めてで二人相手は、流石にキツいだろうよ。」
「アリアの中、少し切れてるよ。」
「あぁ?フェイが乱暴に突っ込むからだろ。俺は、しっかり慣らしてやったぞ。それより、洗ってやらねぇと、流石にこのままは可哀想だ。お前も手伝えよ。」
「分かてるよ。」
意識のない、アリアをフィンクスが抱え風呂まで運び、倒れないように支える。フェイタンはアリアの体を洗う。
「しっかし、軽いしほせぇ、少しでも力いれたら、折れそうだな。ヤってるときも冷や冷やしたぜ。」
「フィンクスは馬鹿力過ぎね。」
「フェイも人のこと言えねぇだろ。」
「ワタシは手加減してやたよ。」
「ッチ!うるせぇ。手加減は苦手なんだよ。」
アリアの体を洗い終えるとタオルで水分をとり、髪も乾かしていく。
服も、新しい奴をもう一枚取り出し、着せていく。
フェイタンのベッドに寝かせると、スヤスヤと寝息が聞こえる。
「あ゛~疲れた。アリアはフェイと寝るだろ?俺とじゃ、このベッドは狭いからな。」
「わかたよ。」
三人は眠りにつく。フェイタンとフィンクスはまだアリアへの自分達の思いに気づいていなかった。