第10章 痛み
「今はワタシの番よ。フィンクスはまだはやいね。」
フィンクスの行為にフェイタンが気に入らなかったのか制止するが、そんなことはお構いなしにフィンクスは私へのキスをどんどん深くする。
「うるせぇ。隣でエロいことされてて、我慢できるかよ!」
「ッチ!なら、まだフィンクスは上半分だけよ。下はワタシがいじめるね。」
フェイタンの言葉の後から、更に刺激が加わり、体はどんどん反応してしまう。
「これだけ濡れてたら大丈夫ね。アリア。力抜くよ。」
「ふぇ?…………っ!?」
フェイタンは下着をずらし、指を一本いれる。
その瞬間、体に痛みが走る。
「っ!ワタシの指千切れそうね。なかなか狭いよ。」
「へぇ~。じゃ、丁寧に解してやらねぇとな。」
フィンクスとフェイタンの会話を聞く余裕もない。
もはやされるがままだ。
「ぁーーうう!!!」
「イイとこあたたね。そろそろ指増やすよ。」
「ウッ!?」
指を増やされ、腹部の圧迫感が増す。呼吸がうまくできず、苦しい。
「ほら、力抜け、呼吸しろ。」
頬をペチペチと叩かれ、首を左右にふる。
「むっ……り!……イタ……ッイ!」
「大分慣れてきたね。」
「フェイ、変わるぜ。俺の指二、三本くらい余裕じゃねぇと、お前のも俺のも入らねぇだろ。」
フェイタンの細く長い指が引き抜かれ、呼吸が楽になる。
「なら、ワタシアリアに手でしてもらうね。」
そう告げると二人は位置を交代する。
フェイタンはズボンから自分のモノを取り出し、私の手を取り、一緒にしごき出す。
やっと下の快楽から解放されたかと思い体の力を抜いていると、そこにフィンクスのゴツゴツとした指が一本入り、再び体に力が入る。いつの間にか下着は取っ払われていた。
「あ、ぐっ!!」
「せっま。全然だめだな。おい、アリア。少し苦しいかもしんねぇけど、我慢しろよ。」
「もぅ、ゃめっ!?」
ズルッとフィンクスの指が増え、フェイタンの時よりも呼吸ができない。
「あ゛……ぐっ!」
「チッ!ダメだな。フェイ。アリア。ちょっと体勢変えるぜ。」
ぐったりとした体をフィンクスは軽々と持ち上げ、ベッドの端にいた私を中央に横たわらせる。そして、ごろんとうつ伏せにし、両膝を立たせ、お腹の下に枕をいれ、腰が上がり、秘部が丸見えの恥ずかしい格好にさせられる。