第5章 生と死
フェイタン視点
「ハグッ!!イツ!……」
グチョッと血肉を探る音がしたよ。
アリアは痛みを我慢するように、下唇を噛んでいたね。
「……取れたよ。」
「ハァハァ。あり、がとう、ございます。」
ワタシが、アリアの念のことを最初に知たとき、どこか興奮したよ。こいつは使えると、ワタシの欲望を満たしてくれるね。傷は癒えるが顔が痛みで歪んでいたよ。その表情に何処からともなく、欲望がわいていたね。拷問をするなら最適の相手、直感したよ。
「傷、塞がたよ。」
アリアはコクンと頷くね。額にかいた汗をスーツの袖で拭てる姿も色ぽかたよ。(色っぽかった。)
見つめているとアリアは照れたように話を変えたね。
「それより、フィンクスさん大丈夫でしょうか?」
アリアが心配の表情をしていたよ。
「フィンクスなら大丈夫ね。それよりアリア、お前、ワタシとフィンクスへのさん付け止めるよ。気持ち悪いね。」
「は、はい。すいません。フェイタン。」
「よっ!お?お前ら、仲良くなったのか?たく、連れね~な~。俺が命がけで頑張ってたのによ~。」
フィンクスが帰えて来たよ。怪我はしてないようだたね。
「フィンクス。うるさいよ。先急ぐね。あと、アリアにちゃんとお礼言うよ。かなり治癒に時間かかて痛そうだたね。」
「マジかよ!さっきはサンキューな。あと悪かったな。いてぇ思いさせちまって。」
「いいえ、私はフィンクスさ……フィンクスが無事で良かったです。」
呼び捨てが慣れないのか、謝られ慣れてないのか、顔が少し赤くなてたね。そんな姿を見て、嫉妬のような悶々とした気持ちになたよ。その表情をフィンにしか向けなかたからね。
そして、ワタシ達セメタリービルに急いだよ。