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デジタル時計【H×H×フェイタン×短編】

第3章 2:00


注意(下ネタ有り×ドSフェイタン)

レンは困っていた。枕の横にあるスマホをつければ時刻が出る。

夜中の2:00

あと1時間、どうこの尿意を我慢しようか。
この夜中の2:00と言うのは幽霊の時間だという事実、これを今日の寝る前に教えたのは横でスヤスヤ寝ているフェイタンだ。
そして、レンにとって幽霊は何よりも苦手な者であった。

(くそ!フェイタンの奴!許せん!)

「おーい!フェイタン。起きてよ。ねぇ!ってば!」(小声)

心の中で、フェイタンへの怨みを唱えると、彼を起こし、トイレへ着いてきて貰おうと心みてみた。しかし、全く起きる気配がない。
レンは仕方なく、スマホで遊ぶことにした。画面の明るさを下げ、ベッドの中でゲームをはじめた。しかし、やはり尿意は消えない。

「ヤバイな。」

レンの膀胱は限界に近かった。ゲームはやめて、寝ようと思うが尿意が勝り、眠気すら来ない。トイレへ行こうにも、幽霊に途中で出てこられても困る。だが、ベッドでしかも人前で漏らすのは、プライドが許さない。意を決してベッドから出ようと端によると手首を捕まれた。

「フェイタン!起きてたの!?」(小声)

「当たり前ね。レンが煩いからよ。後、こんな夜中に何処に行こうとしてるか?」(小声)

「トイレだけど、フェイタンも着いて来てくれない?」(小声)

頼みの綱が、起きてくれてホッとする。

「嫌よ。一人で行くね。ニヤァ」(小声)

「酷い!そもそも私がトイレに行けなくなったのフェイタンのせいなんだから!」(小声)

「そんなこと知らないね。」(小声)

「フェイタンの意地悪!目付きの悪いチビ!」(小声)

「チッ……」

声に出してからしまったと思った。がもう遅いフェイタンはキレていた。彼から逃げるように背を向ける。するとレンの体に腕を回し、動きが封じる。

「ち、ちょっと離してよ!トイレに行くんだから!」(小声)

「行けるものなら行てみるね。」(小声)

レンはフェイタンから離れようとする。

「ヒャッ!?」

絶妙に膀胱の位置に回った腕が絞まり、膀胱が押される。情けない声が出る。

「残念だたね。もうレンはトイレに行けないよ。」(小声)

レンの後ろで、フェイタンは嫌な笑みを浮かべた。
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