• テキストサイズ

イケメン戦国 短編集

第3章 この気持ちの理由


次の日

政宗「おはよう玲奈」

玲奈「おはよう!政宗」

二人はいつもどおりの挨拶をしていた。

その様子を家康が見ていると後ろから

光秀「なんだ、家康二人を見つめて失恋でもしたか?」
からかうように光秀が突っかかる。

家康「べつに、あの子と政宗さんが毎日のように喧嘩してるから見てるのに飽き飽きしちゃって、だからあの子に政宗を一週間ほっとけって言ったんです」

光秀は、ほぉという息を漏らし壁に体重をかける

光秀「まぁ、玲奈は本当にお前のように素直じゃないからなぁ」


家康「お前のようにってなんですか…」




そんな二人のやりとりも知らない玲奈は、家康の言う通り政宗を一週間ほっとくことにした。

玲奈(あぁは言ってたけど本当に自分の気持ち分かるのかなぁ?)
そう思いながら依頼品された着物を仕上げていた。



数刻後…

玲奈「ん〜依頼品完成!!我ながら腕をあげたな〜」

緊張の抜けた大きな声を部屋に響きわたらせ、玲奈は早速着物を届けに行った。




玲奈「えーっと斎藤様のお宅は…」
地図を見ながら歩いていると向こうからガヤガヤと女の子たちの声が聞こえた。

(なんだろう?すごい人だかりだけど…)
玲奈が人だかりの方向へ向かうと

町娘「政宗様!次の逢瀬はいつ行けれますか?」

政宗「仕事が、ひと段落したらな。」
周りからも、政宗様!政宗様!と言う声が聞こえてくる。

玲奈がいつもの癖で政宗ー!!と、怒鳴りそうになるが。
(そうだ!家康が一週間はほっといてみたらって…)

少し葛藤したが家康の助言が勝ち。玲奈は、その場を立ち去った。

政宗(あれ、あいつ。今日は突っかかってこないのか。怒った顔が見てえんだけどな…)

少し落胆したが、そのあとも町娘と遊んでいた。



次の日。
政宗(あれ?今日も突っかかるってこねぇな。ってなんで俺があいつのことを気にしてんだ?)

3日目
政宗(今日もか…にしてもなんでだろう…俺は悪いことしてない
ぞ… 多分)

4日目
政宗(って今日も?!つーか今日は眼中にも入れずに秀吉とお茶してるじゃねーか!)

5日目
政宗(なんでだ…だんだん不安になってきたな。あいつ俺に興味すらなくなったの…か)
/ 28ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp