第5章 1on1
しばらくテツ君と話していると、大量のハンバーガーを持った火神君が現れた。
「あっ、…お前確かマネージャーの。」
『三浦一花です。…火神君よく食べるんだね。』
「まぁな。……そーだ、俺お前に興味あんだよ。一緒に食おうぜ。」
『べ、別にいいけど、そこは…。』
火神は一花の正面に座ろうとする。
しかし、何か違和感を感じさっきまで座ろうとしていた席を見る。
「…ぐおっっ!?」
「どうも。」
育ち盛りですね、と呑気に言う黒子。
「どっから…つか何やってんだよ!?」
「一花さんと話していました。それと人間観察です。」
チューとバニラシェイクをすすりながら淡々と言う黒子。
(こんなのが日本一の…!?)
火神は一先ず落ち着き、そして黒子に言った。
「…それよりちょっとツラ貸せよ。」
その言葉に少し怯える一花。
「べ、別に悪い事なんてしねぇよ!!だからちょっと付き合え。」