第10章 練習試合後
「三浦はちょっと外出ててくれ。」
『は、はい。』
私は席を立ちお店の外に出る。
すると中の方から物音が聞こえたと思ったら、
「ギャーーー!!!」
火神君の叫び声が聞こえてくる。
…大丈夫かな。
「火神君なら大丈夫ですよ。」
『わっ!』
テツ君のいきなりの登場に思わず声が出た。
テツ君はちょっと外の風に当たりにきたみたい。
「………!」
そんな時、私達の前を涼太が通り過ぎた。
「…一花っちに黒子っち。」
「黄瀬君…。」
「ちょうどよかった。ちょっと…、話さねぇスか?」
『「……?」』
私達は涼太に言われるがまま彼の後を付いて行った。