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【ONE PIECE】2 yars a GOLD

第5章 Investigative


「ぜってェ許さねェ……」

ブチ切れた様子でこちらを睨んでくる彼
だが『名前』は微塵も怖がらずに

「あの蹴りを食らったのに意外とタフ……」

感心していた

さっきの蹴り……マックスの背丈が小さいとはいえこの人も革命軍。みてるだけで彼から出る蹴りは相当強かったように伺える。

だが流石ワンピース、今のはギャグ扱いだからかこの男もダウンせずに起き上がった。
大したものだ、と『名前』は感心して彼に軽く拍手をした

「っ〜お前ナメてんのか!だがまず……よくもやってくれたなァ、じいさんよお!」

「あっ」

怒り狂った男は勢いのままにレイズマックスに向かって殴りかかった。その様子をひとつも怯えずに『名前』は見つめる。だって__

「___ぎゃあ!」

「ふんっ!」

この流れは確実に勝ち確である

原作で、噛ませ犬は大抵反撃虚しくすぐに倒れるのがお決まりだ。
その事を知っていたので彼の末路も容易に予想することが出来た。

「ふむ、関係者になると随分気持ちいいな」
「ナメてんのはどっちだガキ__ってどうした?」
「!いやなんでも」

マックスは首を傾げるがどうでもよさそうにすぐに首を戻し、フロントにいる他のスタッフのほうに向かった

「?」

どうしたんだろうと思い彼の方を見るとさっきまで縮こまり怯えていたスタッフが全員笑顔でレイズ・マックスのもとに駆け寄っていた。

「マックスさん今日 も ありがとうございます!」
「礼はいらねぇよ……」

途端に駆け寄ったスタッフ達が彼を崇め始めた。それを大人の
対応で返すマックス。

__いや待て、今日 も ?

「?待って、今日もって__」

「いやぁあんな客、我々じゃ対処できなくて!」
「ほんと今回も助かりました!」
「ははいや、照れるな……」

若干シブさというかマックスの性格に違和感を覚えつつ『名前』は我慢できずに割り込んだ

「どういうことですか!」
「ん?何がだ?」

マックスがキョトンとした顔になる

「いやいやいや!さっきから今回も〜って、毎回こういうことある度に助けてくださっているんですか!?」

「?あぁよくあるからな」

至極当たり前のように答える彼に力が抜けた。
待ってよ……無関係の人に毎回こんなことさせてるの?このお店。

「……相当な問題抱えてたのね」
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