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【ONE PIECE】2 yars a GOLD

第4章 勤務初日


就職して次の日部屋の前に部下が立ち並び挨拶って恐ろしすぎる。元気よくする礼は頭に響いて痛いし。

ふうとため息を吐き『名前』はVIPルームへ向かうことにした



「……とりあえずバカラにダイス、タナカさん達にも挨拶しなきゃ」

彼等はきっとVIPルームにいるだろう、昨夜のことを考えると賭け事は行われてないだろうし。

『名前』はエレベーターに乗り壁にもたれかかった
エレベーター特有の浮遊感が私を微妙に酔わせる

ふと嫌な予感がした

「……今度こそバカラに拒絶されないかな」

昨日まで奴隷で金をぶんどろうとした奴が、調子ぶっこいて怪しい行動を起こし気づけば同じ地位

怪しさ満点なのに部下じゃなく同じ地位ってあたり反感かいそう

昨日は奴隷という地位に同情して優しく対応してくれたかもしれないが今は違う、問答無用に私怨で運を吸い取られても仕方がない

と考えているともうVIPルームの階に着いていた。

気を取り直して壁にノックするとタナカさんが現れた

「するるるる……おや『名前』様でしたか、おはようございます」
「!おはようございます……挨拶回りに」
「成程、では」

そういいタナカさんに手を引かれて壁を通り抜けた
未だにこの感覚は慣れないがちょっと楽しい

VIPルームに入りタナカさんに向き直る


「!」
「改めまして、はじめまして『苗字』『名前』です。呼び名はなんでも結構です。事務処理を主に行います。よろしくお願いしますね」


『名前』は丁寧にお辞儀をした。
タナカさんも『名前』の挨拶に対し笑顔で対応する

「いえ『名前』様、こちらこそ……私は主にエレベーターの監視を努めます。タナカさんとお呼びください」
「ありがとうございます。ではタナカさんと呼ばせて頂きますね。でも私は後輩ですから様だなんて……」
「いえいえ、おきになさらず」

ニコリと微笑むタナカさんにそれ以上はもう何も言わないことにした。

タナカさんはクリア、さあこっからだ。

息を整えてバカラさん達のもとへ向かった

この緊張、面接に似てる。
……圧迫面接並に心臓は絞まってるけど!

ヘタしたら殺されるしハイリスクにも程があるでしょ

と、思ってる間に目の前にはダイスバカラテゾーロ
……なんでテゾーロまでいるんだよ!

「……おはようございます」
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