第2章 クリスマス・イブ
コンサートが始まり、太輔がステージに姿を見せた。
久しぶりの太輔の姿
今すぐにでも側に行きたい。
太輔「、大丈夫?」
泣きそうな私を友達が心配してくれた。
「うん、大丈夫だよ」
太輔は楽しそうにステージの上を走り回り、そして私がいる方にやってきた。
周りのファンの子達は、間近に来た太輔に騒いでいた。
私は太輔が近づくにつれて………………下を向いた。
顔を上げた時、一瞬太輔と目があった。
けど太輔は私に気付かなかったのか、何もなかったかのようにセンターステージへ向かった。