第1章 約束
ー太輔視点ー
アナウンサー『今年も各地で、イルミネーションの点灯式が行われました』
裕太「今年も、もうそんな時期なんだ」
俊哉「一年早いなぁ」
玉と宮田がTVを見ながら話をしていた。
2人からTVに視線を移すと、ちょうどあのもみの木が映っていた。
太輔「あっ、このもみの木………」
思わず呟いた俺を、不思議そうに見つめる2人
俊哉「ガヤさん?どうかした?」
太輔「あっ………うん……このもみの木、思い出の場所なんだよ」
そう、ちょうど3年前のクリスマスイブ。
あの日、あのもみの木の下で俺は、に告白した。