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聖夜の約束(太輔)

第1章 約束


ー主人公視点ー



アナウンサー『今年も各地で、イルミネーションの点灯式が行われました』




TVから流れる毎年恒例の光景。






「太輔、今年もあのもみの木が映ったよ」



写真の中の優しい笑顔に報告するのも、今年で3回目。

自分の指に光る、お揃いのリングにそっと触れる。







「今年も約束守れそうにないね………」




カレンダーに書かれたスケジュールを見て、溜息をつく。








太輔と付き合った時からわかってたことなのに………







普通の恋人どおしみたいに出来ない現実を思い知らされると、淋しさが増してくる。




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