第9章 少女漫画のような恋をしよう✳︎鬼灯✳︎
後ろを向くと満足気に私を抱きしめる
鬼灯様の顔が見えた
「びっくりしました?」
「びっくりしますよそりゃ・・・なにしてるんですか・・・」
私を後ろから抱きしめている鬼灯様の吐息が
耳に当たって少しくすぐったい
「んー。なんとなくです。」
すると、彼の腕に力が入る
「、いつもありがとうございます。」
突然の事に驚いた。
頭でも打ったのかな?
あ、それとも私の聞き間違いかな?
「すみません鬼灯様、よく聞こえ・・・」
後ろを向いた瞬間。
彼の唇と、私の唇が重なる。
「・・・キュンとしましたか?」