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鬼灯の冷徹 *短編集*

第8章 眠れぬ夜の特効薬*白澤*



「ん?なぁに?」

「私・・・・・」

「ハーブティーの効能が聞いたんだろうね。
薬を作り終わって戻ってきたら机に突っ伏して寝てたんだよ,
そのまま机で寝かせるのはあれだから一応寝室に連れてきたんだ」

「そう・・・ですか」

「で、最初は一人で寝かせとこうと思ったんだけどちゃんが服の裾を掴んだまんま離れてくれなくて
しょうがないから離してくれるまで待ってたら
僕も一緒に寝ちゃって・・・・・」

「そう・・・・・ありがとうございます・・・」

「あれ?怒らないの?」

「はい・・・・・」


多分、私が白澤様の服の裾を離さなかったのは彼と一緒にいたかったから

多分、今私が白澤様に抱きしめられて心地いいと思っているのは


多分





私が












彼のことが好きだから
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