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鬼灯の冷徹 *短編集*

第4章 アマノジャク❇︎白澤❇︎


この日も、ただデパートでお買い物してただけなのに
クソやろ・・・失礼。駄獣に会ってしまった

なぜかイラッとしたから彼に向かって飛び蹴りを一発
お見舞いしてやった。

「お、まえ!!まじなんなの!?」

「お前の存在全てが気に入りらない。」

そうすると、彼は苦虫を噛んだような顔をしてから私を睨みつけた。

「・・・・・・ちょっとこっちこい」

そう言って彼は私の腕を掴むと人影のないところへと私を連れ出した。

掴んでいた腕が開放されると私は白澤の顔に一発お見舞いしてやろうと思い顔に向かって殴ろうとしたが
・・・それは白澤の手によって阻止された。

「ちょ。離せ。」

「嫌だ」

「離せってば!」

「離したらお前また殴るだろ」

もう片方の手で反撃を試みるが、それもあっさりと阻止されてしまった。

「・・・お前さ、僕の何がきにいらないの?」

「・・・・・・いつも女の人をナンパしてるところ」

「・・・後は?」

「・・・女の人とイチャイチャしてること」

「ほかには?」

「・・・・・・・・・・・・ない。」

「嘘つくな。まだあるだろう?」

「ないってば」

「ほんとに?」

「ほんとに」

「そう。・・・・・・あのさ、ひとつ聞いていい?」

「なんだよ?」



「・・・・・・・・・お前、僕のこと好きでしょ?」

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