第4章 アマノジャク❇︎白澤❇︎
__________お前、僕の事好きでしょ?
なぜかわからないけど白澤からそう言われた瞬間
私の頭の中は真っ白になって
だんだん顔が紅くなって行くのがわかった。
「な、何言ってんの?私があんたのこと好きなわけ・・」
最後までいい終わらないうちに白澤は私のことを抱きしめた。
「嫌いなら・・・・僕に興味がないはずだよね?それな のにお前はいちいち僕に突っかかってくる。・・なんで?」
「なんでって・・・言われても・・」
「今だってそうだ。嫌いな奴に抱きしめられてるのに嫌がりもしない。・・なんで?」
「・・・わかんない。ただ、なんか・・・すごく落ちつく」
「ほら、やっぱりお前僕のこと好きなんだよ」
「寝言は寝て言・・・「僕は好きだよ」
「・・・は?」
「のこと、ずっとずっと前から好きだった」
嫌いな奴から告白されたって嬉しくない・・はずなのに
どうしてだろう。何も言えなくなっちゃって
自分の気持ちでさえよくわからなくて
どうしようもないからとりあえず
駄獣を抱きしめ返してやった
_________さっさと認めちゃえばいいのに。