第4章 花巻 貴大 【カフェ】
「あっありがとう...」
○○は前髪をいじっている
可愛い......俺もしかして
○○のこと好きなんじゃねーか
てか好きだろこれ さっきからずっと可愛いしか思ってねーし
「なぁ○○って好きなやついんの?」
ふぇ?いっいきなりなんでそんな話を...
「えっと..います」
はぁーやっぱいんのかーやっぱバレー部見学してたから及川とかかなーいや松川も岩もありえる
はぁー相手強敵すぎだろ
「はっ花巻君はいますか?」
「俺?まぁいるかな」
やっぱいるよね こんなカッコイイんだもんもう付き合ってるかもしれない...失恋しちゃったな...
「○○の好きなやつってバレー部?」
「えっ?!なんでそれを..」
もっもしかしてバレてる?好きなのやめろとか言われる?
「はぁーやっぱそうかー」
えっほんとに言われちゃうかなやっぱ私からの好意なんて気持ち悪いよね....
ん?なんか○○落ち込んでる?どーしたんだ?
「○○?どーした?」
「....こと...だ...です...?」
えっなんて言った?
「ん?もう1回頼む」
「....のことす...きでいちゃ...だめですか?」
はぁっ?いっ今なんて俺の聞き間違いじゃなきゃ
好きでいちゃダメですかって...てかそんなにそいつのこと好きなのかよ
「花巻君?聞こえましたか?」
はぁーまじ萎える....なんで勝手に失恋してんだかなー
「あぁ聞こえたよ 好きでいていいんじゃねーの?だって好きなんだろ?」
っ花巻...優しい
「はいっ!ありがとうございます」
あぁー応援しちゃったな
「なぁ好きなやつと名前教えて?協力すっから」
えっ?名前聞こえてなかったの?また言うの?はっ恥ずかしいよ....でも頑張れ私!!
「わっ私は...花巻君が好き....です」
えっまって...俺だったのか...
まじかよ嬉しすぎんだろ笑
花巻君が顔を緩ませてこっちに寄ってきた
「花巻君?」
次の瞬間