第1章 特別授業
少女はそう言ってどこかに姿を消した
見たことのない魔法陣から姿を現していた
俺はわけがわからなかったが、とにかく家に帰ることにした
「ったく、なんなんだよ。」
ぶっきらぼうで歩いていく先には、こじんまりとした町
そこは指で数えられるほどの人しか住んでいない
「はぁー・・母さん、今帰ったぞー」
ため息をつきながら扉を開け、家に入る
ビチャッ
「・・?」
俺は足でなにか柔らかいものを踏みつけた
それを見ると、赤い
赤い臓物
大腸だった
「・・・・え・・・?」
部屋を見渡すと、そこらじゅうに臓物が飛び散っている
「あ・・う゛・・!」
吐き気がした
机には母親らしき女の無残な死体が倒れている
床には血と臓物のオンパレード
「お゛・・えぇっ!!」