第2章 高級寮
「・・え・・・なんだよ、あれ。
まじで・・引くんですけど。」
ボムラクの部屋を出た俺は吐き気がしながらクラトスと廊下を歩いて行った
「あんなの気にするな。
気にしていれば、気が持たないぞ?」
「いや、気にするだろ!
なんでお前は気にならねぇんだよ?!」
冷静に話すクラトスに、俺はすこし怒鳴ってしまった
俺の声が大きすぎたのか
それとも廊下の作りがいいのか
俺の声を聞いた、近くにいた生徒が俺とクラトスに近づき、冷やかして来た
「え、なになに?
喧嘩ー?」
「俺たちも混ぜろよ!」
「っていうか、お前たち何等の生徒?
バッチも階級石もつけてねぇじゃん。」
三人の男子生徒が上から目線で話してくる
「俺たちは今日から来たんだ。
だからなにも答えられない」
って、俺が言うと、生徒は顔を見合わせて笑いだした
「ぷっ・・はははははははは!」
「なに、こいつ!」
「まじでおもしれぇ!」
腹抱えて笑い出す生徒
あー・・こういう奴、まじで殴りてぇ。
まじで炎魔法で顔面燃やしてぇ・・。
「デリック。」
「!」