第2章 高級寮
「え?」
「嘘をつけない奴ほど、優しい奴だ。
俺は、そう思っている。」
「クラトス・・」
「だが、覚えておけ。
エコール・マジックの馬には小さな盗聴石が埋め込まれている。
だから、俺たちが言ったことは全て上層部に筒抜けだ」
「盗聴石?!」
盗聴石
その名のとうり、遠く離れている場所でも、その石さえおいていれば、対象の人物の会話を聞くことができる石。
科学側では〝盗聴器〟とう名で出回っているあの機械と同じようなもの。
それが、馬に埋め込まれている
「それは知らなかった・・」
「だろうな。
だから、今度は同じことをするなよ?」
「ああ。」
クラトスは冷静に話、目の前にそびえ立つ高級寮を見上げた
「さぁ、行くぞ」
寮の正面入り口に入っていくクラトスと俺
そこで、新たな生活が待っていた