• テキストサイズ

エコール・マジック

第1章 特別授業





「・・わかりました。
教頭のいう、特別任務を受けますよ」



「さすがデリック君!
ありがとう。」





俺は引き受けることにした

そうでもしなければ、教頭は返してくれない気がしたんだ



というか、もともと高級寮に行くことは決めていたこと



だが、こんなおおごとになるとは思っていなかった







「では、さっそく裏切り者をみつけてもらいます」





「裏切り者?」



教頭はひとかけらの小さな石版を見せた




そこには古代文字で書かれている


俺には何が書いているか解読できない




だが、クラトスは違った







「〝時は来た。
我々は幾度の時を耐え、ついに旗をたてよう。
この悪しき習わし、階級、全てに革命を起こそう。
世界を統べるのは、科学だ〟
・・・と、書いているな。」




「な?!」



すらすらと解読していくクラトス

そして、石版には〝科学〟と書いている






「つまり、この石版は魔術師が暗号で書いたもの。
そして、その内容は魔法世界を滅ぼし、科学側に力を貸す、ということよ」






「科学側に力かして・・魔法世界を滅ぼす?
そんな事・・誰が考えてんだよ!」



俺はかっときた






「それを探すのが、あなた達にしてもらいたいこと。
・・私の推測では裏切り者は高級寮にいる。」



「その根拠は?」



「高級寮には、私でも手が出せない管轄があるの。
そこで、不穏な噂や怪しい現象が起きていると言われているの・・だから、きっとそこになにかあると思っているわ。」




「・・・。」




/ 46ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp