第1章 特別授業
なんだ、これ。
俺が高級寮に指定の生徒とルームシェア?
成績が優秀?
日々の努力?
校長、いつも頭いかれてると思ってたが、ついにここまで吹っ飛んだか。
「で、どうするの?」
母親は心配そうに俺を見つめて話す
「私は、貴方が心配よ。
勉強ばかりして、大丈夫なの?
別に、高級寮なんかに行かなくてもいいのよ?」
「・・・・」
「高級寮で、最近いい噂はきかないわ。
上級生とが、下級生をいじめた・・とか召喚魔法の事故で生徒が何人か行方不明になって、今でも見つからないとか・・」
「母さん、そんなことを言ってたら、きりがない」
「・・でも・・」
「大丈夫、俺は優秀な生徒なんかじゃないけど、やっていけるさ」
「行く、っていうことね?」
「・・・そう、思ってる。
きっと明日には答えをださなくちゃいけない・・
だから、今すぐ決める必要があるとおもうんだ」
「・・・デリック・・・」
正直、高級寮などに誘われる覚えはない
行きたくもない、あんな腐った場所
だが、さっきの少女に、覚えのない誘い
きっと、また少女が仕組んだことに違いない
直感で思った
だから、俺は行くことにした
どれだけきつい日常が待っていようと、耐えてやる