第2章 猫の日常
家から出てきた研磨と3人で並んで学校へ向かう
《もうすぐだね〜
宮城⋯烏野との練習試合》
私はクロに向かって聞く
《主将としてはどうなの?》
服のポケットに手を入れて歩くクロが言う
『そうだな〜⋯⋯
ずっと猫又監督から聞かされてた烏野だから楽しみだよ
お前らは?』
《私も楽しみ!!
可愛いマネの子とかいるかなっ?!
うちは私しかマネいないから女の子他にもいたらいいな〜って
研磨は?》
研磨「んー⋯⋯俺は別に。
いつもの練習試合と変わらないと思う」
研磨はゲームをしながら淡々と答える
《ま、研磨はそう言うと思った
でも、もしかしたら研磨が楽しいって思える出会いあるかもよ?》
研磨「⋯何それ。
シロに何がわかるの⋯」
横目で一瞥する
そのやり取りを見てたクロが研磨に言ったのは
『つーか、研磨。
ゲームしながら歩くな』
保護者のような一言だった