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猫の戦い

第3章 烏との再会



研磨がツーで打ったり
烏野のセッターがスパイクを決めたり
見てて面白い試合だ

16対18

監督「他人が苦手で、他人の目を気にするが故
他人をよーく観察する
あいつは予測がうまい
こいつはこういうタイプできっとこう動くって予測が。」

監督に私が続ける

《でもうちの強さはそこがポイントじゃない、ですよね?》

監督「ほっほ、その通り」

昔から研磨は人が苦手だ
そこに神経を尖らせるほどに

《遊び相手はクロと私だけだったからね〜》

子供の頃からバレーをしてたとは言え
研磨が中学で部活に入ったのには驚いた
更に驚いたのは楽しそうだったと言うこと

高校でも続けてたけど、それは楽しそうじゃなかった

(高校の部活は2、3年が威張り散らすから)

少し前の河川敷でのことを思い出す

ーーーーー

『辞めんなよ』

クロが研磨に言う

『お前はするどい観察眼を持ってるし、指示だって的確だ
今の1、2年はお前の凄さを分かってる
お前は絶対チームを強くする』

《そうだよ、研磨
それにあんな威張り散らしてるやつらのために辞めるなんて
負けたみたいで悔しいじゃん》

ーーーーー

(クロの言う通りだったね)


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