第3章 烏との再会
驚きをそのままに試合は続く
坊主君からのサーブ
(また、あの速攻くる!)
しかし、今度は3番のスパイク
バァァァァン!!
レシーブの上手い夜久が拾えない
監督「ははっ、ありゃあ拾えなくてもしょうがねぇな」
ラリーが続く中でも研磨はずっと観察している
烏野との点差は縮まらない
猫又監督はたまらずタイムを取った
監督「リベロもスパイクもいいのがいるな
中でも1番とんでもねぇのはセッターだ
あれはバケモンだな
スパイカーへの最高打点への最速トス
針の穴を通すコントロールだ
まぁ、天才はしょうがねぇ
が、天才が1人混じったところでそれだけじゃ勝てやしないのさ」
監督が研磨を見る
研磨「翔陽が攻撃の軸なら、翔陽を止めちゃえばいい」
山本「翔陽?」
『あのすばしっこい10番』
すかさずクロが答える
監督「あの9番と10番は言わば鬼とその金棒
まずは鬼から金棒を奪う」
研磨「翔陽の動く範囲を狭くしちゃえばいいよ
見た感じ翔陽は、ただ単にブロックのいない所に突っ込んで行くんだ
だからブロックを片方に寄せれば反対側に動く
後はひたすら追っかける」
犬岡「はいっす!」
研磨「確かにあんな攻撃、最初に見た時は誰でもびっくりするんだと思う
でも、最初クリア出来そうにないゲームでも
繰り返すうちに慣れるんだよ」
相変わらず研磨はよくまわりを見てる
試合再開
7対10
11対14
烏野の10番を止める役目の犬岡はどんどん慣れてきている