第26章 黒バスキャラに後ろから抱きついてみた。
帝光編
ー黒子ー
『くーろーこくん!お疲れ様!』
「ありがとうございます。」
1軍に入ってからかなりキツそうにしている黒子くん。
「おーい、練習再開だ。」
「じゃあ、行ってきます。」
『待って。』
ぎゅっ。
「…一花さん?」
『急にごめんね。でも、ちょっとでも元気出ればなぁ、なんて…。』
すると、頭を優しく撫でられ
「一花さんのパワーで、頑張れそうです。行ってきます。」
ーその後の彼は見違える程、動きが良くなったとか。
ー黄瀬ー
「一花っち、一花っち!」
うるさいな…。
「ちょっと起きて!無視しないで!」
こっちはまだ眠いのに…。
「もぉ!拗ねるッスよ!!」
薄目を開け涼太を見ると、本当に私に背を向け拗ねている。
…しょうがない。
ぎゅっ。
『ごめんね?涼太。』
後ろから抱きつき、顔を覗き込む。
すると、そこには真っ赤なモデルさんが。
「べ、別に拗ねてないッスよ…。」
ー彼女からの反撃に弱いんです。
ー緑間ー
図書室で二人でお勉強。
『ねぇ、飽きた。』
「知らん。」
『構って、真太郎。』
「うるさいのだよ。」
『もぉ、知ーらない!』
一旦立ち上がり、本を取りに行くフリをする。
ある程度離れたところから、そーっと真太郎に近づき思いっきり抱きつく。
真太郎の肩が激しく揺れた。
「は、離すのだよ!」
『いーやーだー。離して欲しかったたら構って。』
「…はぁー、分かったのだよ。」
ー呆れ顔の彼も実は嬉しかったり。
ー青峰ー
ダムダム。
今は彼の自主練中。
嬉々とした表情でバスケをする彼が何だか可愛い。
「おい、一花!」
『何?』
「タオルくれねぇか?」
『はーい!』
汗だくになった彼にタオルを渡しに行く。
汗を思いっきり拭く彼に、私も構って欲しくて後ろから抱きつく。
「お、おい。今汗だくだぞ。」
『いいの。』
「…寂しかったのか?」
『うん。』
ー汗に紛れて香る彼の香りにキュンとしたのは、また別の話。