第26章 黒バスキャラに後ろから抱きついてみた。
ー紫原ー
『敦ー!』
ドンッ
「なにー?」
『あれ?ビクともしない…。』
「当たり前でしょー?一花ちん、小っちゃ過ぎて重くも何ともない。」
『そんなに言われると何か傷つく…。』
「だけどー。」
ーそんな一花ちんが好き。
ー赤司ー
コクコク。
征ちゃんのデータ整理を待っているところだが、急に眠気が襲ってきた。
「一花、そこの資料、って…眠いのか?」
『ううん、ねむくない…。』
「フフッ、おいで?一花。」
『うーん…。』
ぎゅぅ。
ー彼の背中は暖かかった。
ー灰崎ー
『祥吾、部活行かないの?』
「あぁ?めんどくせぇだろ。」
『えー、でもさ。』
「うるせー。文句言うな。」
ぎゅぅ。
「…何してんだよ。」
『私、祥吾がバスケしてるとこ見たいよ。』
「し、知らねぇよ。勝手に言っとけ。ってか、離せ。」
『やだ、行ってくれるまで離さない!』
「離せ!」
『やだ!』
「ぁあ!もう、行きゃいいんだろ!これで満足かよ!?」
『うん、行ってらっしゃい。』
「…ったく。」
ー彼女のお願いには逆らえません。
ー虹村ー
『せんぱーい!!』
ドンッ
「ぐぇ、ちょ、苦しいから離れろ。」
『嫌です!先輩から離れたくないです!』
「離れなくていいから緩めてくれ…!」
『あっ、ごめんなさい。』
「おぅ、あとあんまり飛び付くと周りに迷惑だろ?」
『はい、ごめんなさい…。』
「分かればいいんだ。」
頭を撫でてくれる虹村先輩。
『じゃあ、私そろそろ行きますね。』
「おぅ、気ぃ付けろよ。」
『はいっ!』
「…あいつ、ほんと可愛いよなぁ。」
「うるせーよ笑。」
ーお互い愛が強すぎる。