第26章 黒バスキャラに後ろから抱きついてみた。
高校生編
ー黒子ー
トンッ
「おっと。どうかしましたか?」
普段は影が薄くて、貧弱な印象がある彼。
だけど、その体つきはやっぱり男の子のものだった。
「一花さん?」
『黒子くん、カッコいい。』
「よくわかりませんが、ありがとうございます。」
ーそんな彼をまた好きになる。
ー火神ー
大我の家のソファでくつろぐ。
雑誌を読む彼の後ろ姿が逞しくて、無性に抱き着きたくなった。
ぎゅっ。
すると顔をこちらに向け、優しい声で
「どうした?」
『なんとなく、くっつきたかっただけ。』
ーそう言うと、彼の分厚い胸板に顔を押し付けられた。
ー黄瀬ー
『涼太ー。』
ぎゅぅ。
「どうしたんスか〜?珍しいっスね、一花っちの方からくっついてくれるなんて。」
『うるさい。』
「ひどっ!」
『私だってたまには甘えたいんじゃ。』
「ハハッ。大歓迎ッスよ。」
ー普段は甘えん坊な彼は、甘やかし上手。
ー緑間ー
『真太郎っ。』
トンッ
「あまり飛びつくと危ないのだよ。」
長身な彼は動じる事なく、私を受け止めてくれる。
『えへへ。』
「何を笑っているのだよ。」
『何にも〜?真太郎の事大好きだなぁ、って思っただけ。』
「う、うるさいのだよ。」
ーズレていないメガネを直す彼が愛おしい。
ー青峰ー
ぎゅっ。
『大輝。』
「何だ。」
『好き。』
「知ってる。」
『大好き。』
「知ってる。」
『前から抱きついてもいい?』
「おぅ、来いよ。」
ー言葉数は少なくても、愛は伝わります。
ー紫原ー
ぎゅぅ。
『敦ー。』
「なにー?」
『相変わらずおっきいねー。』
「全然嬉しくないんだけど。…てゆーか。」
そこまで言うと、くるりと体の向きを変え体ごと包み込まれる。
「来るなら、こっちから来てよ。」
ー本当はもっと甘えて欲しいんです。
ー赤司ー
ぎゅ。
『赤司くん。』
「何だい?」
『いつもお疲れ様。』
「フフッ、ありがとう。可愛い事をしてくれるね。」
『ちょっとは元気でた?』
「あぁ、すごくね。」
ー完璧な彼に少しでも楽になって欲しくて。