• テキストサイズ

【ジョジョ第5部】Destino!【ブチャラティ】

第4章 Posso vedere -見える-





その瞬間、ブローノの動きがぴたりと止まる。


「見えるのか…?」


心底驚いた顔で目を見開き、私を凝視する。


「え?何が?ジッパーのこと?」


見える?

見えちゃいけないものだった?

…どういうこと?


「オレのスタンドが…見えるのか?」


その瞬間、私の背筋がぞわっと凍った。


スタンド…。

絶対に他人に知られてはならない。

不用意にそのことを口に出してはならない。

禁忌にしてきたもの…。

誰にも秘密の……私の力。


「ブローノ、あなた…それ使えるの?」

「君こそ…スタンド使いなのか?」


私はそのまま呆然としてしまう。


その通り…私はスタンド使い。

でも…それが知れたら私はーー…


しかも、こんな公衆の面前でスタンドの話をしてしまった。

誰が近くにいるかわからない。

心臓の鼓動がバクバクと速くなり、不安の波が押し寄せる。


_
/ 80ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp