• テキストサイズ

【ジョジョ第5部】Destino!【ブチャラティ】

第4章 Posso vedere -見える-





「リゼ、退屈凌ぎになるかわからないが、面白いものを見せてやろう」


私が思ってること、彼にはお見通しみたい。

でも、なんだか楽しそう。


「うん!見たい!」

「じゃあ…」


ブローノはそう言うと、テーブルに置いて飾ってあったガラスでできた半透明のりんごの形をした手の平サイズの置物を手に取る。

そして、ポケットからコインを取り出す。


「今からコインをこのりんごに入れる」


何の変哲も無いこの置物に??

すごい!とも思いつつ、ちょっとタネを見破ってみたい!と変なやる気が出てくる。

見破ったら、彼はびっくりするかな?

私はわくわくしながら彼の挙動に釘付けになる。


「いくぞ」


その声と共に、ブローノが左手に持ったりんごに右手でコインをぱしっと投げ入れる動作をすると、あっという間にコインが半透明のりんごから透けて見えているのがわかる。

ブローノはりんごの裏側も見せてくれる。

裏からコインを写してるわけじゃあない!


「おぉー!」


私はパチパチと拍手をする。


_
/ 80ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp