【ジョジョ第5部】Destino!【ブチャラティ】
第3章 appuntamento -デート-
彼は私の腰に手を添えて自分の方に引き寄せると、耳元に顔を近づけて囁いた。
「我慢、できなくなるだろ…?」
我慢…。
私はずっと我慢してきたようなものなのよ。
もう我慢なんかしたくない。
私はブローノの首に腕を回す。
「我慢…しなきゃいけない?」
ブローノは少し驚いた顔をしたけど、すぐに私を見つめながら愛おしげに私の唇を親指で撫でる。
「君がその気なら…」
それから、ブローノと一緒に部屋に入ってドアを閉める。
私は彼を案内するように先に入ると、ブローノがすぐに後ろ手でカチャリと鍵を閉めた。
息をつく間も無く、私に深くキスをする。
私を壁に押し付けて、力強く抱きしめながら舌を絡め合う。
我慢してた分を発散させるみたいに激しくて、私は彼の首に腕を回す。
「はぁ…、リゼ…」
「ん…っ、ブローノ…好き、好き…っ」
「あぁ。ん、オレも好きだ…」
ブローノが私の首筋に舌をツーと這わせる。
ゾクッとして思わず声を上げる。
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