【ジョジョ第5部】Destino!【ブチャラティ】
第3章 appuntamento -デート-
「私もあなたのこと好きです。初めてお店に来てくれたあの日から…胸がきゅんってして、気付いたらあなたのことしか見えなくなってた…」
今もドキドキしてあなたと視線を合わせるのがちょっと恥ずかしい。
すると、ブローノが私の頬を優しく撫でながら微笑む。
「オレたちは互いに一目で恋に落ちた…。運命さえ感じる…」
ブローノは私の顎をくいっと上げる。
彼の青い瞳に赤面してる私が写ってる。
「リゼ…」
「ブローノ…」
綺麗な顔が近づいてきて唇が重なる。
私はゆっくりと目を閉じた。
一瞬にも永遠にも感じられる時の中で、彼に抱きしめられながら今まで想像できなかったくらい、幸せーー…
「あ…」
唇が離れていく。
思わず小さく声を漏らしてしまう。
「ブローノ…」
あまりに名残惜しくて思わず彼の名前を呼んだ。
ブローノはそんな私の表情を見て、ふっと笑みを浮かべた。
「そんなに物欲しそうな顔をするな…」
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