【ジョジョ第5部】Destino!【ブチャラティ】
第3章 appuntamento -デート-
「ちょっといじわるだったかしら?」
「いや、相手が君だからか…嫌な気分じゃあないんだ。君の気持ちを考えるのは…なんだか楽しいと思うよ」
チラリと私を見たブローノの微笑に、私の心臓が花火を見た時よりもドキッと高鳴った。
「君の気持ち…」
すると、ブローノがぼそっとつぶやいてからすぐに上を見上げた。
「あぁ…。やっとわかった。確かに、オレは鈍い奴だったな」
繋いだ手をぎゅっと握りしめてきて、私の顔を覗き込んで微笑んだ。
「オレも君と…少しでも一緒にいたいと思ってる」
「…!」
私はハッと息を飲む。
また顔が熱くなる。
こんなに直接的に言われちゃって、ドギマギして目が泳いでしまう。
どどど、どうしよう。
何て返したらいいんだろう??
「どうした?」
「あっ!その…っ、なんだか告白された気分がしちゃって…」
その瞬間、私はまた変なことを口走ってることにハッとする。
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