【ジョジョ第5部】Destino!【ブチャラティ】
第2章 clienti abituali -常連客-
「ここで土下座して謝ったら許してあげましょうか?ねぇ?聞いてる?」
男たちはガタガタと震えるだけ。
はぁ…。
「答えろクソボケどもぉおおおおおおお!!!」
「ヒィイ!!許して!許して!」
「悪かった!!悪かったよぉおおお!!」
男たちは土下座してぺこぺことひれ伏す。
まだ元気じゃない。
タフな男たちだわ。
でもね、やっていい事と悪い事がある。
その線引きができない野郎なんざーー…
「許す訳ねぇだろーがァアアアアアア!!!」
「ウワァアアアアア!!!」
「ごめんなさい!!ごめんなさいぃい!!」
私は右足をドンッと泣き喚く2人の間の壁に思い切り踏みつけた。
「う、うぁあ…」
「許してくれぇ…。もう、しません…」
「うるせぇ黙れ」
男どもは喚くのをやめてビクッと肩を揺らし、ビクビクしながら私を見上げた。
私はそばに置いてあった氷水の入ったピッチャー2つを両手に取る。
そして、男たちの頭上にピッチャーを高々と掲げ、2人に少しずつ頭に冷水をこぼしていく。
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