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【ジョジョ第5部】Destino!【ブチャラティ】

第2章 clienti abituali -常連客-





「それでね、今度海の方で花火が見られるようなので、ジョルノと見て来ようかなって思ってるんです!」

「そうか。この街の花火は綺麗だ。楽しんで来るといい」


ブチャラティさんはいつもこうやって優しく笑ってくれる。

私はこの笑顔が大好きで、もっとずっとそばで見ていたいな…。



カランカラン



その時、ドアベルの音が鳴り、反射的にそっちに振り向く。

お客さんかな?

屈強な筋肉質の男と痩せ型のひょろひょろ男がきょろきょろと辺りを見回し、私の顔を見てハッとした。


「おぁ!いたいた。ケケケ…」


ズカズカと店に入って来て下卑た笑みを浮かべる2人。

私の前まで来ると、2人は下品な顔で品定めするように見回す。


「噂通りじゃねぇか。実に良い女だなぁ」

「なぁ、彼女ォ〜、オレたちと一緒に来ない〜??」


顔も体も舐め回すようにじろじろと見られる。


何…この人たち。

気持ち悪い。

知らない、こんな人知らない…。

なんだか怖い。


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