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【ジョジョ第5部】Destino!【ブチャラティ】

第2章 clienti abituali -常連客-





そうやって月日は流れていき、ブチャラティさんもジョルノと一緒の時よりも一人でよく来ることが多くなって…それから数ヶ月。

彼と話している内に…というか、この街に住むようになってからわかったことがある。


彼は街の老若男女問わずとても信頼されていて、いつも誰かに話しかけられて立ち止まってることがよくある。

ブチャラティさんは街のみんなの味方。

そう思われていることがひしひしと伝わる。


慕われて頼られて…人望があるんだなって。

やっぱり良い人なんだろうなって。


私も彼と話していると、その聡明さと安心して頼れるお兄さんみたいな背中を頼りにしたくなる。

けれど、みんなの期待に応えるのって大変そうだなと思ってしまう。


重荷じゃないかな。

ストレスにならないかな。

プレッシャーじゃないかな。

私なら少なくともそう感じてしまうから。


彼と会ってる内に色んなことを考えた。

彼のために私ができることなんて、そんなにないことはわかっていたから…。

ただ彼とたわいも無い会話をして、ちょっとでもここで安らぎを感じてくれたならーー…


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