• テキストサイズ

【ジョジョ第5部】Destino!【ブチャラティ】

第2章 clienti abituali -常連客-





「今日はブチャラティがリゼと話したいらしいよ。2人で」

「え?」

「げほっ…ごほ、ごほっ」


私が振り向くと、コーヒーを飲んでいた彼がむせ返る。

私はそんな彼を目の当たりにしながらぽかんとしてしまう。


「おい。オレは彼女と話がしたいと言っただけだ。次変なこと言ってみろ。ジッパーでバラバラにしてやる」

「ジッパー?」


ジッパーって何のこと?


「すみません。冗談が過ぎました。でも、要求には応えました」

「チッ」


ただかっこいい人だと思ってたけど、舌打ちしただけで凄みがあるっていうか…。

いやいや、そんなこと考えてるところじゃない!


「ジョルノが変なこと言ってごめんなさい」

「いや、君が気にすることじゃあない」


彼は私を見ずにまだ少し不機嫌そうに言う。

私は思わずジョルノを睨む。

ジョルノは肩をすくめてこれ以上我関せず。


「お邪魔だろうと思うので、僕、テーブルの方います」


この場をかき乱した当人はそそくさとコーヒーを持って、いつもの窓際の席の方に行ってしまった。


もう!初流乃ったら!

どうするのよ、この空気…。

でも、ブチャラティさんとお話しできるチャンスには変わりないわ!


_
/ 63ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp