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【R18】Morning Glory Fizz【番外編】

第2章 お正月【R18裏】




日を跨いで夜遅くまでやいやいと
言い合いながら
仲良くベッドで一緒に寝たのに
朝起きると隣には秀一さんの姿が無くて
一瞬焦った


ガバッと掛け布団をめくり
上半身を起こすと
朝の冷んやりとした空気が
身体を包んだ


扉の向こうが何やら騒がしくて
ベッドから降りようとしたら
ガチャリと扉が開いた


秀一さんの姿を確認して
走って駆け寄って抱き締めた


『…目が覚めた時に
秀一さんが居ないと
不安になります』


赤「すまない、起きると
思っていなかったんだ
おはよう」


秀一さんは私の頭を
撫でた後おはようのキスを
額に落とした


『おはようございますっ…』


少し照れながら
挨拶をしていると
秀一さんの後ろから
ひょこっと女性が顔を覗かせた


有「朝からラブラブね〜っ」


『ゆ、有希子さん!?』


何で居るの?っと
秀一さんから体を離して
目をぱちくりさせていた


有「あけおめ、ちゃんっ」


『あ、明けまして
おめでとうございます、有希子さん』


この状況がよく分からなくて
動揺しながら新年の挨拶をした


有「ちゃん
秀ちゃんと初詣行くんでしょ?
ちゃんとおめかししなくっちゃ!」


と、手を引かれて
有希子さんの自室に
連れてこられた


有希子さんと二人きりになり
予め部屋に用意されていた、
緋色の着物を着付けられる


そのまま大きなドレッサーの
前にある椅子に座らされて
手慣れた手つきでお化粧されていく


『あ、あのー…これは一体…?』


寝起きで頭が働かなくて
未だに状況を飲み込めない私は
有希子さんに尋ねたら


有「秀ちゃんがね、昨日
ちゃんに着物を着付けてほしいって
頼まれて私もちゃんの
和服姿が見たくって
慌てて飛んで帰って来たのよ〜!」


いつの間に連絡したんだ…秀一さん


そんなこんなで
着物を着付けてもらい
お化粧もして頂いて
リビングへ行くと
昴さんに扮した秀一さんが居た



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