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再開した時には組織の一員でした

第1章 file.1 前編


ウォッカからも頼みやすぜ、なんて頼りない声で聞かされたらウォッカも不憫に感じちゃったし。
きっと、ジンが私に言った所で八つ当たりを受けるのは常に一緒にいるウォッカなんだろーなって察しちゃったし。

「はいはい、わかったわよ。
ってゆーか、貴女まさかその格好で行く気じゃないでしょうね。」

「え?そうだけど...なんか、まずいかな?」

どーせ、今回はシャロンの付き人で護衛&フォローの為に動きやすい格好にしようといつも通り組織寄りの白いワイシャツの黒いベスト姿に何かあった時用に発信器付きのスカーフブローチ、あとは、大人っぽく見えるように下はパンツ姿。
完璧じゃない?
もちろん、証拠を残さない為に手には白の手袋をしている。
どこからどう見ても完璧だし、今日は偲ぶ会だってゆうからベル姉も黒のスーツ姿なんじゃない。
クルクルと体を捻って確認するが、どれだけ見てもおかしな所はないと思う。

「違うわ、そうじゃない。」

「え?じゃあ、なんなの?」

「ダサいのよ、貴女の格好。」

「は?」


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