第2章 思い出
家に帰りふと鏡を見た時に、私はネックレスが無い事に気づいた。
「あれ?うそっ!どこ?母さんのネックレス!どうしてないの?…………あっ、もしかしてさっきコケた時に………」
私は急いでさっきの場所へ行った。
辺りを一生懸命探したけど、ネックレスは何処にもなかった。
「うぅぅ…………もうやだ……………どうしてこんな事になるの………」
会社では嫌味を言われ、彼氏には振られ、そして大切な形見のネックレスまでもなくして………
私はどうしていいかわからなくなった。
「もうこんな所やだよ。帰りたい………父さんの所に………帰りたい……………ぅぅぅ………」