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あなたの側には明るい貴方が

第2章 ばらばらになる新撰組


すると銃を撃つ音がしてみてみると不知火さんがいて銃を閉まって私の方を見て言った。

不知火「撃つ気はねぇよ、風間のやろうを探してるだけだ」

するとまた後から声がして振り返ると原田さんではなく風間さんだった冷たい目で不知火さんを見て言った。

風間「不知火貴様俺の物に手を出すか?」

不知火「はっ、嫌われて拒絶されてる奴に言われたくないぜ」

私の方を不知火さんが見て言った。

不知火「ここは俺が引き止めるから、江戸に向かえ新撰組はそこに向かってる!」

私は急いで江戸へと向かうが走るのが疲れて、木に寄りかかって休憩してると前にいつの間にか不知火さんがいた。

不知火「江戸まで遠いのはわかるが・・・そっかお前女だもんな遅いのはあたりまえか」

千鶴「あの風間さんは?」

不知火「逃げた、ここで野宿するか」

不知火さんはそう言って草むらで寝てしまった、私はどうしていいか分からず話しかけた。

千鶴「不知火さんは江戸へと向かうのですか?」

不知火「あぁついでだ送ってやる」

私は次の日不知火さんと江戸へと向かった、すると足を止めて私は背中へと当たってしまい言った。

千鶴「すいません、どうしたのですか?」

不知火さんは振り返り私の頭に手を伸ばし一つ結びを解いてしまって言った。

不知火「このまま男装は目立つから、おろしてろその方が似合う」

爽やかな笑顔になる不知火さん、こんなに気さくな人なのだろうか? 今日も野宿で次の日になりまた歩く。

不知火さんは立ち止まり手に何か持っていた。

千鶴「あの不知火さん?」

不知火さんの手元を見ると蛇が握られていた。

千鶴「キャア」

私はその場にへたり込む不知火さんは蛇を、雑木に投げ込み笑いながら言った。

不知火「ぶっくっははは面白いなやっぱりお前」

私は立ち上がり砂埃を叩き言った。

千鶴「もう不知火さんはいたずらが多いです」

私をからかい遊んでいた不知火さん、けれど私の気を紛らわして明るくしてくれてるのかな?

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