第17章 誕生祝い to SHO
ーNsideー
俺は翔ちゃんの誕生日をみんなで祝えるのが嬉しくて、ずっと楽しみにしてたんだけど。
翔ちゃんはなかなか場所を決めてくれなかった。
翔ちゃんの性格的にさくっと決めてくれると思ってたから、こんなに時間が掛かるなんて…もしかして俺たちに祝われたくないんじゃないかって心配になっちゃったりもしたけど。
純粋に迷ってただけみたい。
最終的にはスケートに行きたいって言ってくれて、みんなも賛成して。
その後は場所を決めるのも日時を決めるのもスムーズだった。
翔ちゃんが行きたい場所ならどこでも良かったけど…あ、図書館での勉強は反対しちゃったけど。
スケートなんて久しぶりだから、すごく楽しみ♡
でも、みんなで出掛けるのは明日。
翔ちゃんの誕生日当日である今日は平日。
当然学校があるんだけど、俺は久しぶりに超早起きをした。
眠いけど、翔ちゃんのためだから頑張れる。
プレゼントとしてお弁当を作って行くんだもん。
クリスマスに翔ちゃんにプレゼントをもらって。
俺は何も用意してなかったから、誕生日にお返ししようって決めてた。
俺は翔ちゃんにプレゼントをもらってすごくすごく嬉しかったから、同じくらい…は無理だとしても、少しでも喜ばれるものを贈りたくて。
でも翔ちゃんが喜ぶプレゼントって何だろうって考えれば考えるほど分からなくなっちゃって…困り果てていた。
そしたら、翔ちゃんが場所を考えてる時に書いてたメモを見ちゃったんだ。