第15章 和睦
しばらく見つめあっていたら急に体の冷えを感じたから、シャワーヘッドを持ち一花の体にかけてやる。
『…あっ。大我の、また大っきくなって、』
「言うな。」
『でも…!』
「好きな女の体見たら勝手にこうなっちまうんだよ。だから気にすんな。」
『分かった…。でも、苦しかったら言ってね?』
「おう。」
その後は、一花を湯船に浸からせたあと自分の髪や体をチャチャっと洗う。
一花の背後に座り、一花の体を包み込む。
その白い首に顔を埋め自分だけの印を付けた。
『んっ、なに?』
「俺だけの印。嫌だったか?」
『ううん、全然。そう言ってもらえて嬉しい。』
振り返って俺に微笑みかける一花。
やっぱり俺は一花が好きだ。
改めてそう思わされる。
一花の突然の愛撫には驚いたが、蟠りが解けた気がする。もしあのまま険悪な雰囲気が続いていたら、俺はとっくに壊れてたかもしれない。
お腹に回している手を強める。
もう離しはしない。
俺の手に一花の手が重なる。
そして、手首を掴まれ俺の手が一花の口元に持っていかれる。
「一花…?」
すると、一花は俺の手の甲に吸い付きチュパッと音を立てて離れた。
その手をそのまま握られ手の甲を見せられる。
『私のモノって印。ここじゃ分かりにくいかな?』
ドクッ
まただ。
一花に手を出しちゃいけないことは分かってる。
でもあんまり可愛いことされるとこっちだって限界ってもんがあるんだ。一花に分からせないと。
先程つけたキスマークの上から噛み付く。
『っいた…!』
そこにはくっきりと俺の歯型がついていた。
『ちょっと痛いよ、大我。』
「忠告だ。」
『…?なんの?』
「あんまり可愛いことすんな。我慢できなくなる。」
『…我慢しなくていいのに。』
「それはダメだ。」
『…はい。』
正直、俺のモノは膨らみ過ぎて痛いくらいだった。
これ以上は我慢できない。