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Platonic【火神大我】

第19章 翌朝




『んぁっ、や、めて…んっ、たい、が…!』

「さっきよりもいい声出てるぞ。」

『はぁっ…ん、う、るさ、い…。』

「ん、…可愛い。」


耳を甘噛みして、首筋に舌を這わせると一花から可愛い声がひっきりなしに漏れる。

ウエストに回していた手を一花のそれと絡めると、一花の手に力が入る。


『たい、がっ…、もっ、だめ。…ぁん。』

「……。」

『お、ねが、いっ…!はぁっ…、んっ。』


確かに、そろそろやめねぇと俺がヤバくなる。

自分でやっておいてなんだが、俺自身は一花の可愛い声にとっくに反応している。

最後に一花の首筋に思いっきり吸い付き、その白い肌に赤い跡を付けた。


「悪りぃ、止まんなかった。」

『もぅ、…ばか。』


頬を赤く染め、涙目で俺を睨みつけてくる。

本人は無自覚なんだろうけど、俺からすれば煽る要因でしかない。

自然と湧き上がってくる欲望を抑えるために、今度は優しく一花を抱き締める。


「一花…。」

『何…?』

「愛してる。」

『ふふっ、急にどうしたの?』


不思議がる一花の愛を確かめたくて、抱き締める力を強め一花に問いかける。


「一花は?」


すると一花は、振り返り笑顔でこう言った。


『私も愛してるよ。』


そのままチュッと優しくキスをした。


「そろそろ風呂入るか。」

『うん、そうしよっか。』


和やかに微笑む一花をふわりと抱き上げて、浴室へと向かっていった。



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