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【刀剣乱舞】波乱万丈、犯罪都市【名探偵コナン】

第8章 〜探偵達のそれぞれの思い〜





榊麻衣と呼ばれる少女は、不思議で謎だらけの人物である

この年で17歳を迎え、身内は祖母しかいない二人家族。実の両親は当時10歳で、交通事故により死去してしまった。現在は、九十九神社の後ろに位置する実家で、祖母と70を超える護衛達と共に大所帯で暮らしいている。過去に犯罪や問題行為も一切存在しない



そんな彼女の学歴は、流石由緒正しい名家の令嬢に相応しいものだった。まず、幼稚園で国内有数の名門校である『杯戸大学附属幼稚園』に首席でお受験を合格している。それ以来、幼稚部、小学部、中学部全てを校内トップの成績で維持。才色兼備の和風美人として騒がれていた存在だった。そして極め付けには検定までも、一部専門職のものを除いて全てが準一級以上である。ところが、彼女は中学の卒業を機に、学校を辞めてしまっている。理由は実家の跡を継ぐことらしい。その後、二年間を実家に篭って修行し、漸くこの年に終えたそうだ


現在は、彼女が跡目を無事に継いで神社を管理しているらしい。彼女の実家は、神社に勤めて代々が巫女の家系であった。その歴史はかなり古いようで、平安時代より遥かに昔が起源らしい。名だたる時の権力者達から多く支持や贔屓を受けていた。彼らが行う政には、必ず招かれて関与しており、時が流れた今でも尚、政府の仕事に携わるのだとか


主な仕事は、神社の掃除、参拝者達の応対・相談、御守りなどの売物管理、お祓い、加持祈祷、祭典での舞、神託、予見、国家政府への進言などだ。黒い噂も、裏社会での妙な繋がりも一切無い


それ故、榊家の人間が命を狙われ危険に遭う事も多く、護衛の警備体制が強化され国家で保護される事となった。巫女の仕事も公務員の部類にみなされ、基本的な個人情報や神社での仕事は勿論、殆ど守秘義務で徹底されている。同時に、護衛も保護の対象とされて凡ゆる守秘義務で守られていた。警備の業務も普通の護衛より格段に高度なものなのだ


しかし、辛うじて彼女達が所属している部署を特定できた。そこは【宮内庁特殊事案対策課】。活動内容全てが国家機密に該当され、警察組織のトップでさえ把握するのが容易じゃない。武器の所持や、場合によっては違法行為も許される身分。その為、榊家に対する過度の詮索及び犯罪行為を行った場合───






───どんな結果が待ち受けているかは、想像に難くないことだった
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